Tellus OSで植生面積を調べる【実践編】

はじめに

Tellus OSを用いることで、任意範囲に植物がどれくらい生育しているのか、面積を調べることができます。

例えば、「周りに緑が多い家を調べたい」、「今と昔で緑地は増えたのか」ということを調べたい方におすすめです。

指定した範囲の植生面積割合を算出

今回は指定した範囲の植生面積の割合を出してみましょう。住みたい(興味のある)場所が既に決まっている場合には、その住所を検索バー(上部)に入力します。今回の例では「広域光学|AVNIR-2」を使用します。

 

OSvegetation_20200221_5.png

Original data provided by JAXA

 

衛星を選択した後、詳細を選択します。

 

OSvegetation_20200221_3.png

Original data provided by JAXA

 

今回は植物が赤くなって目立つために緑地を見つけやすい「False color」をプリセットから選択します。

 

加えて、衛星画像が見やすいように不透明度を100%に設定しましょう。

 

植生面積を知りたい場所が決まったら、計測図形の作成で「円」を選び、調べたい範囲を円で覆いましょう。

 

今回はさくらインターネット株式会社東京支社の半径2km以内における植生面積の割合を計測してみます。

 

OSvegetation_20200221_2.png

Original data provided by JAXA

 

円ツールを利用することで、下図のようにおおよその範囲で作図できるものの、範囲を精確に手動で指定するのは難しいかと思います。そのようなときには、図形を作成後、編集により数値を指定することで図形のサイズを変更することもできます。

 

OSvegetation_20200221_4.png

Original data provided by JAXA
半径の数値を変更することで希望の半径に設定することができます

 

編集を選択すると図形に含まれる様々な情報を変更することが可能です。今回は半径2km範囲の植物被覆率が知りたいので、正確に2kmに変更しましょう。

 

OSvegetation_20200220_5.png

Original data provided by JAXA
さくらインターネット株式会社東京支社を中心に半径2kmの円を描く

  

続いて、描画ツールの多角形を選択して、円内に含まれる赤く表示されている部分を囲います。

 

OSvegetation_20200221_1.png

Original data provided by JAXA

 

多角形を作成した後に、マイライブラリのシェイプを選択します。Tellus OSには、作成した図形をgeojoson形式で書き出しできる仕組みが備わっています。作成した図形をダウンロードする際には、円を非表示にします。これにより多角形のみをダウンロードできます。

 

OSvegetation_20200227_2.png

Original data provided by JAXA

 

作図した多角形をGeoJSONとしてダウンロード ダウンロードしたgeojsonをメモ帳などのエディタで開きます。

 

OSvegetation_20200220_1.png

areaで検索して図形の面積を読み取ります。

 

ダウンロードしたgeojson内でarea_m、もしくはarea_kmと示されている部分が多角形の面積になります。今回の試みでは、

1.04+0.293+0.138 = 1.471

より、合計で1.47㎢となりました。

 

したがって、さくらインターネット株式会社東京支社の半径2km以内における植物分布の割合は、

 

OSvegetation_20200220_7.jpg

 

約11.7%と算出することができました。多角形を正確に作ることで、精度をあげることができます。

 

以上がTellus OS上で任意範囲の植生面積を計算する方法でした。もしも植物がどれくらい生育しているのか気になる場所がありましたら、Tellus OSで調べてください。