Tellus OSで衛星データを観察する【実践編】

Tellus OSで衛星データを観察する【実践編】

Tellus OSでは指定した場所の衛星画像を探すことができます。東京近郊であれば、ASNARO-1が撮影した高解像度な衛星画像を探すことも可能です。

本チュートリアルでは実際に画像を探す方法を紹介します。

マイライブラリからASNARO-1(高解像度光学)を選択しましょう。続いて上部の検索エリアに国立国際医療センターと記入してみます(「国立国際」で検索候補が出ますので、簡単に探すことができます)。下図のような画像を取得できます。初期設定では衛星画像の不透明度が50%になっているので、どの画像をはっきり見たいのかによって値を変えてください。

OSobserve_20200220_5.png

Original data provided by NEC

Tellus OSでは検索した範囲の近傍に含まれている衛星画像の数も知ることができます。上図にあるタイムスケールをご覧ください。2016年には3月、5月、6月、10月に●印がついており、この時期のデータが含まれていることがわかります。

OSobserve_20200220_6.png

Original data provided by NEC

10月のデータを選択しました。国立国際医療研究センターが衛星画像に含まれているのが確認できます。衛星画像は全く同じ位置で撮影されていないため、左側に撮影されていない範囲があることがわかります。

続いてASNARO-1で新国立競技場で検索をしてみましょう。2016年5月の段階では、建物の影も形もありません。

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Original data provided by NEC

OSobserve_20200220_1.png

Original data provided by NEC

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Original data provided by NEC

2018年には既に工事が着工され、新国立競技場の形(外壁)が見えています。残念ながらTellusに搭載されているASNARO-1のデータでは完成した姿を見ることができません。使用する衛星をASNARO-1からSLATS(つばめ)に変えてみます。SLATSは白黒画像ですが、東京近郊の高解像度光学画像を取得することができます。

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Original data provided by JAXA

競技場のほぼ完成した姿を衛星画像から確認することができました。SLATSの運用は10月で終了しているため、完全に完成した状態の国立競技場を捉えることはできませんでした。この例のように、衛星画像を用いれば変化していく景観を捉えることが可能です。AVNIR-2やLandsat-8などのデータも用いて、変わりゆく世界を俯瞰してください。