Setup Instructions for Tellus Satellite Data Master with QGIS

はじめに

※ QGIS環境のWindows初期言語設定は日本語です

Tellus Satellite Data Master with QGIS をご利用いただくため、まず最初に以下の設定を行います。

1. 【初回のみ】Tellusアカウントを作成する
2. 【初回のみ】二要素認証を行い、アカウント管理画面にアクセスする
3. 【初回のみ】解析環境を構築する
4. 【初回のみ】APIトークンを発行する
5. リモートデスクトップ(RDS)でQGIS環境にアクセスする
6. 【初回のみ】TellusプラグインにプラグインキーとAPIトークンを設定する
7. Tellusプラグインを使って衛星データをダウンロードする

なお、設定後は「リモートデスクトップ(RDS)でQGIS環境にアクセスする」、ならびに「Tellusプラグインで衛星データをダウンロードする」の手順にて解析環境をご利用いただけます。

1. Tellusアカウントを作成する【初回のみ】

解析環境をご利用いただくためにはTellusアカウントの登録が必要となります。

1-1. Tellusのウェブサイトにアクセスし、アカウントの作成を行います。 (既にアカウントをお持ちの方は「2. 二要素認証を行い、アカウント管理画面にアクセス」にお進みください)

・Tellusウェブサイト
https://www.tellusxdp.com/

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2. 二要素認証を行い、アカウント管理画面にアクセスする【初回のみ】

Tellusでは情報セキュリティ強化の観点により、二要素認証を採用しております。 ログインするための二要素認証設定を行います。 (既に二要素認証を設定された方は、2-2-1.にお進みください。)

2-1-1. 二要素認証を行うための携帯電話番号を入力します(初めて二要素認証を行う場合)。
2-1-2. 入力した携帯電話番号宛にSMS(ショートメッセージサービス)で認証コードが送信されますので、認証コードを入力して認証を行います。
2-1-3. 認証が成功しましたら、アカウント登録の際にお知らせいただいたメールアドレス宛に「SMS認証用携帯番号の登録変更のお知らせ」メールを送信します。
2-1-4. メールに記載のURLにアクセスすることで登録が完了します。「アカウント管理」のボタンを押してアカウント管理画面にアクセスします。

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(既に二要素認証を設定された方は、こちらの手順でアカウント管理画面にアクセスします)

2-2-1. Tellusウェブサイトにアクセスします。
2-2-2. ログイン画面にアクセスします。
2-2-3. 「ユーザ名」「パスワード」を入力します。
2-2-4. SMSで認証コードが送られますので、入力を行って認証します。
2-2-5. 画面右上のシルエットのアイコンをクリックします。「ユーザ名」が表示されるのでユーザ名をクリックしてアカウント管理画面にアクセスします。

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3. 解析環境を構築する【初回のみ】

解析環境については、事前に「Tellusアカウント」の情報をTellusへご連絡いただいた後に提供されます。
Tellusから環境提供のメールが配信された後、提供された環境を利用するために、構築作業を実施してください。

3-1. アカウント管理画面にアクセス後、「解析環境」のタブをクリックします。

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3-2. 環境の情報が表示されていますので「構築」ボタンを押して構築作業を行います。

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3-3. 約款の同意画面が表示されるので「サービス約款(PDF)」をクリックして約款内容を確認します。
同意のチェックを行うと「同意する」のボタンをクリックできるようになりますので、ボタンをクリックして構築作業を開始します。
(構築にはお時間がかかる場合があります)

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3-4. 構築が完了しましたら、「起動」のボタンを押して解析環境を起動させます。

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3-5. 「IPアドレス」、「ユーザー名」は解析環境にログインする際に毎回必要となりますので控えておいてください。

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4. APIトークンを発行する【初回のみ】

解析環境のQGISを利用するために必要なAPIトークンを発行します。

4-1. アカウント管理画面上にある「APIトークン」のタブをクリックします。

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4-2. 「トークンの発行」ボタンを押します。

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4-3. 任意の文字列でトークン名をで入力し、「発行」ボタンをクリックします。 (例. Token-Sample)

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4-4. トークンが発行されます。後述の設定で使用しますので、表示されたトークンの文字列を控えておいてください。
(文字列の右側にあるコピーボタンで文字列をコピーすることができます)

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5. リモートデスクトップ(RDS)でQGIS環境にアクセスする

5-1. ご利用のPCにてリモートデスクトップを起動します。
画面左下の検索機能で、「リモートデスクトップ接続」のアプリを検索し、立ち上げます。 setup012.png

5-2. コンピューターの欄に手順3-5.で控えておいた「IPアドレス」を入力し、「オプションの表示」ボタンを押します。 setup013.png

5-3. ユーザー名の欄に手順3-5.で控えておいた "Administrator "を入力し、接続ボタンを押します。 setup014.png

5-4. 別途「【Tellus】解析環境の構築が完了しました」の件名でご案内しているメールに記載されている初期パスワードを入力し、「OK」ボタンを押します。 setup015.png

5-5. 証明書に関する警告が表示されますので、「はい」を押します。

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5-6. WindowsServerの画面が表示されればアクセス完了です。
なお、MacOSをお使いの方は、こちらのマニュアルをご参照ください。
https://manual.sakura.ad.jp/vps/support/technical/rds.html#macos

※ お使いのPC環境並びにインターネット環境において、セキュリティの設定などによリモートデスクトップの接続が制限されている場合があります。
接続できない場合はPCやセキュリティの設定をご確認いただきますようよろしくお願いいたします。

6. TellusプラグインにプラグインキーとAPIトークンを設定する【初回のみ】

QGISに備わっているTellusプラグインに動作するための必要な情報を設定します。
初回に解析環境にアクセスした際、サーバーマネージャーが起動しますがQGISの設定には用いませんので終了してください。

6-1. リモートデスクトップで接続したWindows ServerのメニューよりQGISを起動します。 setup017.png

6-2. QGISが起動したら、画面上部のメニューから「プラグイン(P)」を選択し、「TellusPlugin」から「設定画面」をクリックします。 setup018.png

6-3. 別途「【Tellus】解析環境の構築が完了しました」の件名でご案内しているメールに記載されている「QGISライセンスキー」を「QGISプラグインキー」に入力します。
合わせて、手順4-4.で発行したトークンの文字列を入力し、「OK」ボタンを押します。

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<ご注意>
・ トークンの文字列の前後に空白が入っていないことをご確認ください
 ※ 設定が不十分ですと起動時にエラーとなります。

7. Tellusプラグインを使って衛星データをダウンロードする

ここでは動作確認のため、「ASNARO-2_L2.1」を用いた衛星データのダウンロード手順をご紹介します。
ご希望のデータセットや場所に置き換えて、ご関心のある衛星データの検索を行ってください。

7-1. QGISの画面左側にあるブラウザから「XYZ Tiles」を選択し、「OpenStreetMap」をダブルクリックします。

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7-2. 画面右側に地図データ(OpenStreetMap)が表示されますので、検索したい場所にマウスを操作して移動します。
ホイールを操作することでズームができます。

setup021.png©OpenStreetMap

7-3. 画面左側にあるTellusプラグインのアイコンをクリックしてプラグインを起動します。 setup022.png

画面上部のメニューから「プラグイン(P)」を選択し、「TellusPlugin」から「メイン画面」をクリックしても同様に起動することができます。

7-4. まず最初に画面の下にあるAOI (Area of Interest)」にチェックを入れ、「キャンバスの領域」をクリックします。
画面上に表示されているマップ上の経緯度が自動的に設定されます。 setup023.png

7-5. 次に画面上部にある「クリア」ボタンを押し、「ASNARO-2_L2.1」にチェックを入れて「検索」ボタンを押します。 setup024.png

7-6. 検索結果が表示されますので、検索結果の中から任意の衛星画像を選択します。
画面下部にある「ダウンロードするファイルを選択してください」をクリックします。 setup025.png

7-7. ファイル一覧が表示されますので、「****_webcog.tif」を選択します。
ダウンロード先を指定する画面が表示されますので、マイドキュメントなど任意のフォルダを指定しダウンロードを開始します。

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7-8. ダウンロードが完了するとダイアログボックスが表示されますので、「OK」を押します。

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7-9. 地図上に追加するかどうかを確認するダイアログが表示されるので、「はい」を押します。

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7-10. Tellusプラグインを終了して、地図データ上に衛星画像が表示されていることを確認します。 setup029.png©OpenStreetMap